「どうもこんにちは
統括部長のフッキーです。最近めっきり寒くなってきましたね。そろそろお鍋が食べたくなってくる時期。身体も心も温かくしましょう。
さて、今日は、巷で話題の映画
『ホテルルワンダ』などにも関連してくる
一冊の本を紹介していただきます。

この映画は、もうたくさんのみなさんがご覧になったかと思いますが、アフリカのルワンダでどのようなことが行われていたか知ることとなったでしょう。


平和な生活をしている我々には、想像のできないような現実。それは、他人事ではありません。
今回は、
まことちゃんに紹介していただきましょう。どうぞよろしくお願いします」
「はい!どうもまことちゃんじゃ。やあ、今回は、本の紹介じゃの。さて、はじめますか。
とその前に、もう皆さん『ホテルルワンダ』は見ましたかね?まじゃ、まだのあんた、すぐにレンタルショップにGO!感動するんよ。

それじゃあ、まず、簡単に映画を紹介しておくのぉ。
この映画は、
1994年に起きたルワンダでの大虐殺の時期に起きた実話じゃ。この時期ルワンダじゃぁ、民族紛争が勃発しとったんじゃ。

背の高いかつての遊牧民族
ツチ族と、こもぉ鼻の広いかつての農耕民族
フツ族との権力争いが原因じゃ。
人口比は、ツチ族15%、フツ族84%に関わらず、60年初頭まで、ツチ族が中心に国を支配してきましたが、折りからのアフリカ独立運動が各地に広がり、とうとうフツ族が蜂起し、62年に独立をし、国を支配したんじゃ。
破れたツチ族のゲリラ部隊は、
北隣のウガンダに逃げたんじゃが、その後、ルワンダのフツ族の新大統領と
南隣の国ブルンジの大統領を乗せた飛行機が、何者かんよって撃堕されてしもぉたんじゃ。


これに怒ったフツ族は、ツチ族の仕業だとし、虐殺が全土に広がったわけじゃ。

いびせぇことに、一人に付き日本円で
約100円の報酬を与えるっちゅう、げに卑劣な指令が出されたんじゃ。

そがぁな戦火の中、
フツ族の一人のホテルマンが人種に関わらず、2000人ちこぉん人を助けたっちゅうお話が大筋じゃ。
生々しい映像じゃぁあるんじゃが、感動的な内容が心を打つんじゃ。
このルワンダの大虐殺は、
94年の夏に終わったといわれとるんじゃが、その後も所々で虐待は続いとったゆぅて思われますけぇの。
そがぁな時、
94年の秋頃、実は我が
日本の自衛隊がPKO法の下、ルワンダ難民救済のため、現地に派遣されとったんじゃ。
今日紹介する一冊の本は、その自衛隊の中に紛れ、新聞社のカメラマンとして同行した
吉岡逸夫さんの体験をまとめたもんじゃ。
タイトルは『漂泊のルワンダ』(牧野出版)
物語は、
小牧の自衛隊基地を出発した輸送機は、なんべんも給油をして現地に向かうところから始まる。
やっとのことで現地に着くが、実際にできる現地での取材は限られとる。しかも、法の問題や利権問題が絡み、思うような取材はかなり困難を極める状況。そがぁな中、果敢にも取材を断行していく著者の姿は、たくましゅう人間らしゅぅて、精魂にみちとる。
そがぁな状況下での取材を通して見たルワンダの現状を紹介してくれたのがこの一冊じゃ。げにリアルじゃ。
この本じゃぁ、ルワンダの内戦の話ばかりじゃぁのぉて、国連の果たすべき義務、自衛隊の存在意義、ほいで、ODA及びボランティアのあり方やらいろいろな問題が取り上げられとるんじゃけぇの。
わしゃぁ、この本にどんどんハマっていきましたんじゃ。

海外派遣はなんで小牧からなんか?虐殺を知っとった国連はなんで対応できんかったんか?やらやら、いろいろな事実が発覚していく中、あっちゅう間に読み終えてしもぉた。
すごくいい内容じゃぁないかゆぅて思うたら、何とこの本、あの
開高健奨励賞を受賞しょぉったんじゃのぉ。

吉岡さんは、この取材を機に、カメラマンから記者に転身し、現在におったるそうじゃ。

まだまだ先の見えんアフリカ情勢じゃが、このルワンダにおいちゃぁ、現在平穏が保たれとるんじゃけぇの。
虐殺後のルワンダじゃぁ、ウガンダに逃げとった少数派のツチ族の
“ルワンダ愛国戦線”が巻き返し、政権を奪還。

2000年にゃぁ、暫定議会の下、選挙が行われ、ツチ族の
カガメ大統領が誕生したんじゃ。
このルワンダの大統領は、2006年に日本にも来日し、時の総理
安倍氏や
エンペラーにもおぉとるんじゃが、“ルワンダ愛国戦線”の代表でもあるんじゃ。
軍人の大統領なんじゃ。
ほぃじゃが、その風貌は、K1の
レミー・ボンヤスキーをさらに痩せさせたような姿で、知的じゃし、軍人にゃぁまったくゆぅていいほど見えん。
民主主義政策で、復興の政策内容もしっかりしょぉって、街にゃぁ車が溢れ、かつての賑わいを取り戻しとるっちゅうことじゃ。

同じ
ミャンマーたぁえらい違いじゃのう。
まあ、もともとルワンダは、アフリカの中でもっとも豊かで、発達した国じゃゆわれてきた。
この国を築いてきたツチ族は、管理能力にたけた優秀な民族じゃゆぅことを証明しとるんじゃゆぅて思う。
まだまだルワンダじゃぁ、反政府組織の活動があるもんの、現在は日本から観光旅行にも行けるまで平穏になっとる。
アフリカじゃぁ、ソマリア、スーダン、コンゴやら紛争の耐えん地域があるが、ルアンダの平和っちゅうお手本があるんじゃけぇ、アフリカ諸国にゃぁ、ぜひ見習ってもらいたいもんじゃ。
じゃが、よう考えると、最も重要な責任者は、現地を統治してきた先進国にあるんじゃ。ぜひゆいたい。
こがぁなアフリカを作ったなぁ、あんたたちなんだと。

現地の民族形態をまったく無視して国境を作り、宗教を押し付け、さらに、地下資源の利権争いのために、住民を巻き込んだわけじゃ。
責任は重大なんじゃ。
この本を読むと、げにそのことがわかるはず。

わしらは、平和が当たり前の生活をしとるけど、世界じゃぁ今も紛争をしとるといい事実から、目を背けちゃぁいけんのんじゃ。

今日は以上じゃ。ほいじゃぁ、ほいでからに、まことちゃんじゃった」
※ なお、当社の概要については、2007年9月28日の報告をご覧下さいませ。