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 「みなさんこんばんは。
 統括部長フッキーです。 

 一年で最も寒い日々が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

 さて、本日は、生活文化部まことちゃんぷらっと日記シリーズをお伝えいたしますが、今回は初の遠出であります。 

 場所は、長野県と新潟県にまたがる有名な“斑尾高原”であります。夏は、避暑地として、冬は信州を代表するスキー場として、日本各地からたくさんの人々が訪れます。

 斑尾と言えば、秋篠宮さまと紀子さまの出逢った二人の思い出の場所。 

 そんな大きな出逢いがまことちゃんにもあるのでしょうか。それではまことちゃん、どうぞお願いします。


 「どうも、まことちゃんじゃぁ。 

 いやあ、ほんと寒い日が続いとるんじゃけぇねぇ。
 こがぁなときに、わざわざもっと寒いところに行くことになったんじゃ。場所は、斑尾高原スキー場じゃぁ。

 何しに行くって、もちろんスキーじゃ。 

 わしは、 にしようか迷ったんじゃが、なんせ数年ぶりなんで、倒れやすいボードはきょうびの運動不足の身にゃぁようないゆぅて思い、スキーをすることにしたんじゃ。

 この斑尾高原。実はオイラが初めてったスキー場でもあるんじゃ。 

 当時、凄くスキー場の雪質がよう、しかも楽しゅうて、一日中滑っとった記憶があるんじゃ。
そがぁな思い出深いゲレンデで、久しぶり滑りとぉなった、ゆうわけじゃぁ。


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 今年の雪の量を心配しょぉったのもつかの間、見事出発時にゃぁ、例年並みの積雪があるとのことじゃったんじゃ。 

 まずは、いっつもんように、ぷらっとホームに赴いたのじゃったんじゃ。 

 期待に胸を膨らます面々を乗せた夜行バスは、ノッポビル群が聳え立つ新宿を深夜に出発したんじゃ。

 今後の天候は、都心じゃぁ晴れが続くそうじゃが、現地はもしかすると雪になるかもしれんとアナウンスされた。

 出来ることなら晴れてもらいたいもんじゃ。 

 今回は、二泊三日の予定の長旅になる。ほいでからね、今回は一人じゃぁなぁんじゃぁ。相棒がいる。

 あんなぁを紹介しておこう。

 高校時代からの腐れ縁“ナガ坊”なんじゃ~。 

 “ナガ坊”は、当時同じ  部仲間じゃったんじゃ。当時から、変わりモノと周囲からゆわれとったが、今も変わらず一般人的な生活はしとらん。いちよう、あんなぁは、絵書きなんじゃ~。 

 あんなぁは、かつてスキー場で短期アルバイトを経験しとり、よってスキーはそこそこ滑れるんじゃろう。

 実は、わしもあんなぁよりも早い時期にスキー場でアルバイトを経験しとるんじゃ。場所は、志賀高原スキー場じゃったんじゃ。

 いやあ、今を思うと懐かしいねえ。ちょうど社会人になった二年目なんじゃが、当時やっぱしスキーをずっとやり続けとって、もっと滑りたいゆぅて思うたんじゃ。

 まあ、それならスキー場でアルバイトをするんが早いゆぅて思うて、会社を辞めてっちゃったんじゃねぇ。 

 ほぃじゃが、オイラが働くことになった会社が凄く閉鎖的なところで、スタッフはたいがい長野県民で、よそ者を疎外する傾向があったんじゃ。

 さらに、勤めてから一週間後、おばの悲報があり、実家にいぬることになったんじゃが、ここは長野の山奥。 

 実家に戻るころにゃぁ、親戚一同はぁ集まっとったわけじゃぁ。

 その時に、生まれて初めて親おとんに怒られたんじゃ。

 「お前は本家の長男や。一番先にこないといかんやろ!」 

 さすがに楽天家のおいらも、これにゃぁ参ったんじゃ。激へこみじゃったんじゃ。 

 叔おかんの悲報と現地での寂しいアルバイト生活。こりゃぁ、神さんがあんたにゃぁここは向いてんゆっとるんじゃぁないか。

 わしは、結局二週間で山を降りることにしたのじゃったんじゃ。

 ちぃゆぅて思い出に浸り、なごぉなってしもぉた。すいません。

 さて、話を戻しましょうか。

 こんようにスキーに関しちゃぁ何かと縁のあるオイラじゃが、久々に滑る喜びを味わいたく、今回のツアーに参加することとなったわけじゃが、正直夜行バスが苦手じゃ。なんでなら、寝れんから。

 いっつもそうなんじゃが、深夜バスってなぁ、寝付けん。 

 じゃけぇ、酔いで睡魔を起こそうゆぅて考えるんじゃが、そうするとトイレの問題が発生してくる。何かいい方法はないもんかゆぅて、いっつも悩むんじゃが、今回もやっぱし起こってしもぉた。

 前日から、睡眠不足で望んだんじゃが、座席場所が悪かったんじゃ。 

 ウチらは、後ろから二番目になったんじゃが、通路を挟んだ横から後ろにかけて、学生男連中5人組みが居座っとったんじゃ。

 消灯時間を過ぎても、奴らぁ一向に話すことをやめなぁんじゃぁ。

 (あんたらKYか)

 オイラは、心の中でおらんどったんじゃ。

 やがて、最後尾の三人は眠りに着き始めたのじゃったが、通路を挟んだ二人は相変わらずじゃったんじゃ。 

 眠りに尽きたいオイラは、必死に羊を数えとったが、きりがのぉなってきたけぇねー、途中で羊を狩ることしたんじゃ。 

 オイラは、起き上がったんじゃ。

 ほいでからね、一番近い奴の太ももを叩き、ひとさし指を口の前で立とった。 

 すると、あんなぁらぁ、(なんやこがぁなぁ)って目を向けてきた。

 バスの中は、公共の場でもあるんじゃ~。まったく、空気をわかっとらんようじゃ。

 その後、しばらく静かになったが、休憩を挟んだ後、また話し声がやまなぁんじゃぁ。 

 もう、こがぁなぁらにつける薬はないと諦め、オイラはうとうとと関越自動車道を北上するバスのシートに身を委ねることにしたんじゃ。 

 どれくらいぼんやりとしょぉったんじゃろうか。気がつくと外は明るくなっとり、外は一面の雪景色。

 勾配のきつい山沿いの道をぼちぼちと走るバスは滑っとったんじゃ。うっとりとするその景色を見ょぉると、目が冴えてきた。しばらく、その風景に見とれとった。 

 やがて、太陽が昇り出したが、雲に覆われとって、きちゃっとその威厳ある姿を見せるこたぁなかったが、方角ばっかしゃぁつかめた。 

 今日は晴れるんじゃろうか。まだ何ともゆいがたい天候じゃ。

 そうこうするうちに、スキー場に到着しだしたんじゃ。

 今回のバスは、斑尾ばっかしでのぉてねぇ、いろいろなスキー場に行く客人を乗せとった。
野沢温泉戸隠やらのスキー場で停車していくが、いっこうに斑尾に着かん。

 どんどん乗客は減っていく中、とうとうウチらと問題の5人組みばっかしになってしもぉた。

 (こりゃぁマズイ)

 予想は見事的中。 

 最終の斑尾高原で、わしら7人が降りることになったんじゃ。

 オイラは、相棒とテクテクと宿に向かっとったんじゃ。ほぃじゃが、同じ方向に向かう5人組みの背中が気になったんじゃ。

 ほいでからね、宿の前の坂を下かけたとき、宿の玄関に入っていく5人組が目に入ったんじゃ。

 「災厄~」

 わしは、口に出して言っとったんじゃ。

 そして、相棒が尋ねる。

 「どうしたん?」

 「いやあ、あがぁなぁらうるさかったやろ」

 「そやったな」

 「そやから、わし途中でうるさいって注意したんさ」

 「えっ!いつの間に」

 「二度目の休憩前に」

 「あっそうなんや。実はなあ、俺も真後ろのやつらに注意したんさ」

 「えっ!マジッ」 

 「たぶん、お前が寝てるときに」

 「そうやったんや」

 何か似た者同士なんじゃろうか。

 宿に入るんが、億劫じゃったんじゃ。 

 まじゃ、チェックインでけんけぇねー、予想通りロビーに5人組みが暇そうに、ただしゃべっとったんじゃ。

 わしは、寝不足でしんどかったけぇねー、相棒にアーリーチェックがあるから、そうせんかと話したんじゃ。

 すると、「俺はコインロッカーで充分や」と返事が返ってきた。

 1000円の睡眠と400円の不眠ロッカー 

わしは、1000円で睡眠を買うことにしたんじゃ。 

 相棒はさっそく、ロッカーに荷物を預けて、滑りにいくってゆーじゃぁないか。なかなか元気じゃぁないか。

 このまんまじゃぁ体調が悪いわしは、与えられた部屋で一人、夢の世界に向かっとったんじゃ。

 ほいでからね、お昼前に夢から醒めると、待ち合わせ場所に走ったんじゃ。

 ちょうど、青空が広がっとって、じつに気持ちのいい空気が高原を包んどったんじゃ。

 待ち合わせの第一リフト前で合流。ゲレンデのBGMは、流行のJ-POPじゃぁのぉて、渋いジャズが流れとった。ここから、ゲレンデ全体を見渡すことがでけるんじゃが、それほどお客はおゆぅないようじゃ。


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 きょうびは、スキー場離れが目立っとるたぁ聞いとったが、この二月にこの絶好の場所でこの入りじゃぁ、たしかに少ないゆぅて思う。

 わしらは、まず第五リフトに乗り換えて、チャンピオンコースのハーフを下る。

 
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 ここで、三本程滑る頃にゃぁ、昔の勘が取り戻せてきた。

 ほいでからね、第五リフト隣にある四人乗りのスーパークワッドに入り、頂上を目指す。

 頂上まじかになり、相棒が声を上げた。

 「この場所思い出したよ」

 「そうそうわしもや」

 天候がええけぇねー、辺りの雪景色がパノラマ状にきちゃっと目に映る。澄んだ空気と青い空。どれをとっても爽快な気分。


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 「そーゆやぁ、林間コースみたいのなかったっけ?」 

 ナガ坊は、徐々に昔の記憶を取り戻しとるようじゃったんじゃ。

 「たしかあったな」

 わしらは記憶を辿り、そのコースのある方向に進んじゃ。

 すると、いきなりコブ斜面に遭遇。

 「おお、ここあったな」

 思わず、わしは大きな声をもらした。 

 苦労したこのコブ斜面は、鮮明に覚えとる。初めて来たとき、このコースを見て戸惑っとったのを思い出す。

 当時、2日目からアイスバーンになってしもぉたけぇねー、凄く苦労したことを覚えとる。

 ほぃじゃが今じゃぁ、それなりに滑れるようになったことと、雪質がええけぇねー、そんとぉにターンの心配はいらなぁんじゃぁ。

 わしらは、エッジを効かせながら、ぼちぼちと滑ってったんじゃ。

 ちょうど、コブがなくなった地点から左に入った所が林間コースなんじゃが、なんでか閉鎖されとった。

 仕方のぉてねぇ、ゲレンデの中央に当たるそのジャイアントコースを真っすぐ降りてったんじゃ。

 その後、同じようにスーパークワッドに乗って、ジャイアントコースの向こう側クリスタルコースや頂上からチャンピオンコースやらを駆け降りとった。

 三時ごろになると、ジャイアントコース途中にあるレストランキッズハウス「チロル」にて休憩。

 ここは、レストランの他、キッズルームも併設しとる。ガキらぁ、施設で遊ぶこともできるんじゃ。

 ここで、みやすい食事をとっとると、コーヒーを啜るナガ坊が嬉しそうな目を向けてきた。

 「ここの建物の雰囲気いいよなあ」

 「そやな、空いてるしね」

 「何かどんどんいろいろなことを思い出してくるよな」

 「うん、ナイターでよう滑っとったゲレンデなんかよう覚えてるしな」

 わしらは、リフト終了の4時半まで、スーパースクワッドで頂上に登り、長いコースをその時その時に選んでコースを堪能したんじゃ。

 宿に戻って、銭湯に浸かった後、のんびりと部屋で休憩しょぉったんじゃ。この部屋は、何と四畳半しかん。以前泊まったホテルたぁ、えらく違うけぇねー、オイラは気になりょぉったんじゃ。

 「何か前のがえかったよのぇ。このホテル写真とぜんぜん違うし、この部屋狭いし、お風呂はシャワー付いないとこがありし。それになあ、お前廊下見た?非常灯のカバーたいがい外れてるやろ。これにゃぁ、びっくりや」

 
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 「まあ、カバーにゃぁ、俺もびっくりやねぇ。ほったらかしなんやろねぇ。まあ、この安ツアーならそれもしゃぁないんちゃう。安いも」

 確かにそう思う。>二泊三日で\19,000なんじゃ。まものぉてねぇ、夕食の時間となったんじゃ。

 一階にある食堂にゃぁ、本日の宿泊客がぞろぞろと集まってきた。総勢200人強ゆぅたところか。

 前菜、スープ、メイン、食後にコーヒーか紅茶ってゆーちぃと洒落ちゃぁいるが、メインのハンバーグを見る限り、湯せんに温めたもんじゃゆぅてわかる代物。まあ、贅沢も言えん。ご飯は自由なんで、飯党のオイラはとにかくたらふく食べた。

 
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 スープを飲み干した辺りで、左奥に男5人が座るんが見えた。

 「ゲッ!」

 わしは、黙々とフォークを動かし、やおいはずのハンバーグにナイフを力えっと入れた。

 (飯ぐらいいい気分で食べさせちゃ)

 そがぁな気分じゃったんじゃ。

 宿泊スキーの大きな課題は、夜の過ごし方なんじゃ~。ここのゲレンデは現在、週末しかナイターをやっとらん。 

 そのため、どう過ごすかが大きな問題なんじゃが、ちょうど今夜はサッカーのアジア予選の試合があったけぇねー、それを観戦することにしたんじゃ。

 ゆぅても、たいがいオイラが見ょぉっただけ。相棒は、疲れたんか安らかに眠っとるじゃぁないか。

 その後、ニュースを見ると、早めに床に就いた。

 翌日、朝の七時に起き、朝食に出かけた。

 食事は、バイキング形式で、昨夜の食事の流れからだと、そんとぉに期待はしていなかったんじゃが、見事いい方向に転んじゃ。

 かなりいろいろな料理が並べられとって、デザートまでも用意されとった。オイラの胃袋は、もちろん満足満足。

 部屋に戻ると、さっそくウェアーにしかえてゲレンデに向かったんじゃ。

 ほぃじゃが、今日は朝から雪がちらついとって、ゲレンデは決して視界はようなぁんじゃぁ。
じゃが、今日で滑りゃぁ終了する。ウチらにゃぁ、大切な一日なんじゃ。

 スーパークワッドで頂上に上る。ほぃじゃが、視界はたいがい見えん。

 いろいろなコースを下山していくが、視界が悪いため思うとる滑りが出来のぉちゃきもきする。

 こがぁなときゃぁ素直に、中腹辺りから滑るんがベストかもしれなぁんじゃぁ。

 わしらは、ちぃとゃぁ見渡しのいいその場所で滑ることに専念したんじゃ。


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 お昼は、クリスタルコースの下にあるカナディアンムードたっぷりゆわれるレストラン「バンフ」で取ることになったんじゃ。

 ホンマは、その隣にあった定食ー文字を大きゅぅ掲げたお店に入ろうとしたんじゃが、見事閉鎖しょぉったため、このレストランを選んだのが本音じゃったんじゃ。

 予想通り、バンフゆうわりにゃぁ、メニューがそがぁにそれらしゅうなぁんじゃぁ。

 スキー場での食事は、高いのが特徴。なんで、なるべく箱のこまい店を選ぶんがベストじゃが、今回の斑尾は、人気スポットなんで、穴場の食事場所が見当たらなぁんじゃぁ。

 わしは、結局無難にラーメンを注文したんじゃ。やたら具が多いんじゃが、なんせスープがぬるい。ぬるいラーメンは災厄なんじゃ~。

 さて、相変わらず窓の外は雪に見舞われとり、ゲレンデで滑る人はまばらじゃったんじゃ。
 レストランの中じゃぁ、若い団体客が楽しそうにしゃべっとる。やっぱし目立つんか、関西弁をよう耳にする。

 
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 昨日から思うとったけど、ゲレンデ内で、やたらと関西弁が聞こえてくる。

 こりゃぁ、単に関西人が声がデカイだけなんか、それとも実際関西人が多いんか。いったいどっちなんじゃろう?誰か、実際に調査してくれんかなあ。オイラは、凄く気になっとるんじゃ。

 そがぁなことを考えとる中、ウチらはいっちゃんおしまいのトライに出たんじゃ。


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 なるべく、風の当たらんゲレンデを選択しもって、長いコースを探して滑ったんじゃ。

 時より、お隣のタングラムスキー場の境にあるスカイビューコースやらにもアタックし、滑りを楽しんじゃ。

 ちょうど、四時半からぁ、第一リフト下のパラダイスコースで滑る。たった半時間じゃが、時間は無駄にゃぁ出来なぁんじゃぁ。

 閉鎖ギリギリまで、ウチらは、スキーを心置きなく堪能したのじゃったんじゃ。


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 いっちゃんおしまいのリフトで戻るとき、オイラは相棒に聞いてみた。

 「どう、満足いった?」

 すると、うわずった陽気な声が返ってきた。

 「うん、まあ久々にしちゃぁ、よう滑れたし。充分やなあ」

 オイラも久々にしちゃぁ、上手く滑れて満足。出来ることなら、今シーズン残り一・二度滑りたい気分じゃ。

 宿に戻ったあと、昨日と同じように、風呂に入り、食事を取ったんじゃ。

 さあ、本日の夜は、ちぃと違うことを考えとった。ちょうど、宿からゲレンデに向かう途中に面白そうなお店を発見しょぉったんじゃ。

 看板にゃぁ、JAZZ HOUSE なんとかと書かれとったのじゃ。

 ご存知方も多いかも知れんが、かつて斑尾はジャズフェスティバルで有名な場所じゃったんじゃ。 

 この辺りにゃぁ、ペンション“ブルーノート”ってゆー宿があったり、ログハウスの“寺瀬ペンション”ってゆーとこじゃぁ、“JAZZY”ってゆー隠れレストラン・バーがあったりと、ジャズにかかわる宿がけっこう存在する。

 ほぃじゃが、近年になって、スポンサーじゃった薄い味で有名なアメリカのビール会社が降りてから、点々と交代を繰り返し、とうとうスポンサーがのぉなって、現在におったっとる。

 ジャズ好きのウチらは、食事を終えて、のんびりした後、斑尾のジャズのぬくもりを感じたくて、宿を後にしたんじゃ。

 外は相変わらず、 に見舞われとったが、そんとぉに気にならん適度の小降り。歩いて二分もすると、お店が見えてきた。

 明かりの灯った店内の入り口に近づくと、看板が見えた。

 “休業中”

 「電気ついてるけど」

 わしは、思わずおらんどったんじゃ。

 窓の中に人が動いとるんが見えるが、たぶん、住居と店が一緒なんじゃろう。わしらは、行き場を失くしたんじゃ。

 「どうする?」

 すると、相棒は、あっけん答えた。

 「帰ってぼちぼち でも飲むか」

 わしは、他に当てもないけぇねー、素直に首を縦に振ったんじゃ。

 宿に併設しとるコンビニで500mlの缶ビールを二本とつまみを購入したんじゃ。

 わしらは、スキー場での思い出話をしもって、話し込む。時より、お互いの今後の目標なんかも話し合い、いっつもんようにわしにきつい一発を相棒は打ち込んでくる。

 あんなぁの真剣な言葉はきついけど、その真摯な意見が友人思いじゃぁゆぅことをオイラは感じとる。

 世間にゃぁ、優しい言葉をかける友人はえっといるゆぅて思うけど、本音で厳しゅう接してくれる友人は少ないゆぅて思う。

 ホンマの友人たぁ、相手のことを真剣に考えて、時にゃぁ厳しい意見を述べてこそ成立するもんじゃ。 

 じゃけぇ、わしにとってあんなぁは、生涯間違いなく友人であり続けるじゃろう。  

 そがぁなあんなぁとの時間も、あっちゅう間に過ぎ、やがて消灯となったんじゃ。

 翌朝、チェックアウトの時間は10時となりょぉったんじゃ。

 今朝も外は雪に見舞われとった。時間まで、のんびりと部屋で  を見よぉったんじゃ。

 やがて、時間が来たけぇねー、部屋を出ることになったが、いにのバスの時間は、三時半

 わしは、相棒に聞いてみた。

 「時間までどうする?」

 「そやな、  でも読んでるか」 

 「そやな」

 わしらは、やっぱし似たもん同士なんか。お互い読書好きでもあるんじゃ~。

 ちゃんと今回の旅でも、本を持ってきとる。わしは、今回三冊も用意しょぉったけぇねー、時間はたっぷり潰せる。

 しばらく、部屋のある二階のロビーでウチらは、読書に耽っとったんじゃ。

 やがて、お昼の時間が近づいとったけぇねー、わしは、視線の方向を相棒に向けた。

 「食事どうする?」 

 「そやな、何でもいいけどな」

 「それやったらさあ、土産も買いたいからさ、ちぃと歩いたところに土産屋が並んどった所があったけど、行ってみない?」

 「そやな、行くか」

 ちょうど、外は雪が止んでおり、時より青空も見えるところがあったんじゃ。

 その青空を見て、“ナガ坊”は、つぶやく。

 「今日も半日滑ったほうがよかったかなあ?」

 「身体どうなん?」

 「節々が痛いよ」 

 「そやろ。お互いそう若くないんやから、これぐらいでいいんちゃう?」

 「まあ、そやな」

 わしらは、斑尾高原ホテルを下った辺りのお店がちらほらと並ぶ場所まで来とった。

 その通りの一角でひときわ目立つもんを発見。オイラは、相棒の顔を見た。


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 「何でここに自由の女神なんやろ」 

 「まるで、ここは猿の惑星やね」 

 まったくじゃ。

 その自由の女神像のあるペンションは、残念ながら閉鎖しょぉったが、隣にお土産屋がいろいろ並んどったけぇねー、そこに顔を出したんじゃ。

 そのお店で、土産を買うと、食事場所を探したんじゃ。

 オイラの美味しい鼻レーダーが、なかなか反応せん。確かに、静まり返ったこの地じゃぁ、お店を探すばっかしでも苦労する。

 ほぃじゃが、あるところにゃぁあるんじゃ~。飲食店が長屋んように固まった一角があったんじゃ。 

 どうやら、三軒ほどが連なっとるようじゃが、どの店もメニュー看板がごちゃごちゃと書いてあって、まさにそれぞれが凌ぎを削っとる感じ。

 「何食べる?」

 すると、相棒は、軽いうどんみたいけぇねー、いいゆう。

 ほぃじゃが、それらしきメニューがどの店も見当たらなぁんじゃぁ。

 ちょうど、並びの左端の店の看板メニューを見ょぉったら、脇から人が出てきた。

 「いらっしゃい。サービスしますよ」 

 どうやら、雪かきをしょぉったようで、まったく気がつかなかったんじゃ。

 ほいでから、看板から目を離した相棒が、店主らしき兄ちゃんに話しかけた。

 「すいません。うどんとかやってませんかね?」

 「裏メニューにありありますよ」

 「裏メニュー?」 

 相棒は、その裏メニューゆう響きに惹かれたんか、我先にと店に入ってったんじゃ。


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 店内に入ると、見事に客はいなかったんじゃ。

 相棒は、裏目メニューじゃ鴨入りのうどんを注文し、オイラは鳥の竜田揚げ定食を頼んじゃ。

 店にゃぁ、所狭しとメッセージ絵葉書や飾られとった。その他に、  がレジちこぉに置いてあるんじゃ~。そのほかにゃぁ、焼酎を中心とした酒類が並んどったんじゃ。 

 絵葉書きを見る相棒をオイラは、まじまじと見ょぉったんじゃ。安の定、絵葉書きの話を切り出したんじゃ。

 「この絵葉書きどうしたんですか?」

 「いやあ、実は、ウチの師匠の時代からそのまま置いてかはったんです。この店をその師匠から譲り受けたんですけど、その人が変わった人でねぇ。かつては、テレクラの経営もしてたツワモノでしたけど、飲食店をはじめ、途中絵心が芽生えたらしい。それだけどおさまらず、何とこんな本まで出しはったんですわ」 

 ここにも関西人がおった。店主は、奥から一冊の本を出してきた。

 メッセージ葉書きの解説本じゃ。

 「自分は、こんな師匠の惚れ込んで、この店を任されることになったんです。今師匠は、病気になりはったんやけどね」

 その後も、あんなぁらの会話が続いた。

 どう見ても、店員はあんなぁしかいなぁんじゃぁ。(料理は、誰が作るんやろ)

 やがて、会話が終わり、あんなぁは厨房へと引き上げてったんじゃ。

 オイラは、メニューに釘付けになっていた。こがぁなちさい店なんにやたらとメニューが羅列しとる。しかも、みそかつ定食まなんじゃ~。

 料理を持って来たときに、聞いてみた。

 「メニューに味噌カツあるんじゃけど、こりゃぁどうしてなんか?」

 「ああ、師匠の奥さんが名古屋の人なんで、レシピ教わったんです」

 「なるほどね」

 その後も、三人の会話は弾み、ギターの話や斑尾のジャズ事情やらにも触れ、盛り上がったんじゃ。

 いにに名刺をもらい、楽しい時間に感謝したんじゃ。

 「また来はる時は、寄ってくださいね。遅くまで空けとますさかい」

 「こちらこそどうもありがとさんじゃったね~えらかったねぇ~」

 わしらは、いに道いい気分じゃったんじゃ。

 また宿に戻ると、お互いしばらく読書に耽っとったんじゃ。 

 ほいでからね、時間がそろそろ近づいたところで、荷物をロッカーからひこずり出し、待合場所に向かったんじゃ。

 その場所で荷物を置いて、相棒は  を持って外に出てったんじゃ。

 やがて、出発の時間になり、オイラはそれらしきバスを探そうとしょぉったら、ちょうど目の前に止まっとるんがそうじゃったんじゃ。 

 バスの入り口に書かれとる名前で場所を確認したんじゃ。前から二番目じゃ。相棒を探しだし、そろそろ乗り込もうと促したんじゃ。

 ほいでからね、大きな荷物を預け、シートに凭れとると、知る顔の面々が乗ってきた。

 (帰りもいっしょかよ) 

 こうしてからね、わしらのひと冬の旅は終わったのじゃったんじゃ。

 今回は、なごぉなってしもぉた。最後までお付き合いもろぉた方、げに感謝するんじゃ。

 わしも斑尾で考えた。

 スキー・スノボードをもっと広げよう!
 いくつになってもガキのわしなんじゃ~。

 ほいじゃぁ、今回はこれにて終了するんじゃ。じゃぁほいでね、まことちゃんじゃった」





 ※ なお、当社の概要については、2007年9月28日の報告をご覧下さいませ。

  
 
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02.11 (Mon) 17:13 [ 未分類 ] CM0. TB0. TOP▲
  
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