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 彼の代表作『ワイルド・ソウル』を読みました。

かなりの長編やったけど、面白くてあっという間。

 大藪春彦賞吉川英治文学新人賞日本推理作家協会賞を受賞し、史上初の三冠受賞を成し遂げたこの長編小説は、実にもうもう良くできていた。

 ブラジル移民問題を中心に話は進んでいくが、銃類の知識及び首都高システムの知識など、卓越した描写で綴られた痛快活劇作品であった。

 読んでいて気持ちのいい作品ですな。久々に読み応えのある作品と唸らされた。

 そのついでに、彼のほかの作品を手に取ってみた。

 『午前三時のルースター』

 この作品は、彼が世に認められた記念すべき初受賞作品である。

 内容は、旅行代理店に勤める主人公が、取引先の社長から孫を海外に連れて行って欲しいという依頼である。
 しかし、その渡航のわけはと言うと、ヒト探しであった。
 そして、出かけたベトナムで、いろいろあるわけです。

 今作を読み終えると、真っ先に思い浮かんだのが、真保裕一氏の『取引』という作品。

 こちらは、有名な小役人シリーズの一つで、汚職の嫌疑をかけられた公取の主人公が、ODAプロジェクトに関する談合を暴くお話。舞台は、フィリピン。

 何となく設定が似ているが、内容はやはり先輩真保さんに軍配が上がる。

 垣根さんの今作は、それなりに面白く読めたのですが、専門的な知識やスピード感が少し足りない気がした。

 しかし、キャラクターは、こちらの方が個性的で良く描かれていると感じた。

 そんなこんなでも、垣根氏の作品群は、今人気がうなぎのぼりである。

 2007年に渋谷のストリートギャングのお話『ヒートアイランド』、2008年に『ワイルド・ソウル』が相次いで映画化される見通し。

 これからも、彼の他の作品をどんどん読んでいきたいですな。

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02.16 (Fri) 01:56 [ 未分類 ] CM0. TB0. TOP▲
  
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