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 先日、横浜の外国人墓地を訪れた。

 お昼前に正門に着くと、1時から一般公開がされるというので、それまでの間、港の見える丘公園で時間を潰した。

 この一般公開は、墓地維持の寄付金200円が必要。受付の可愛いおばチャンが優しく迎えてくれた。

 あの有名なペリーさんの側近ウィリアムズ水兵、生麦事件のリチャードソンなど工業分野から絵画・学校などの文化面にもわたって活躍した4000を越える人々が眠っているそうだ。

 この墓地には、大小さまざまな形状を施した墓石が、段上の山肌に整然と配置されている。

 厳かな雰囲気で、どことなく寂しくもある。墓地内には、意外と入場者が少なく、じっくり拝見することができた。

 これまでに日本で亡くなった数々の外国人たちに対し、心がご冥福をお祈りした。

 帰り際、受付けのおばチャンに少し話を聞いてみた。

 「どうもありがとうございました」

 品のよさそうな老婆が、伏し目がちに答えた。

 「いいえ」

 「すいません。この墓地は今でも増えているんですか?」

 すると、か細い声でゆっくりと話しはじめた。

 「そうですねえ。ご希望があれば承っています」(なるほどね)

 さらに、オイラは会話を続けた。

 「これだけの広さだと維持するのも大変ですね」

 「この墓地の維持・管理費は、週末に行われる一般公開の寄付金によって、9割近くまかなわれているんですよ」

 「そうなんですか」

 「えぇ。今日はどうもありがとうございます」

 「いいえ。こちらこそ」

 オイラは、静かにその場所を後にした。

 その後、門を出た通りの道を海岸方面に歩こうとしていた。

 すると、背後から何やら騒がしい音がしてくるではないか。(何やろ。気になるなあ)

 何と、タクシード姿の男とウェディングドレスの女が、オープンカーの後部座席に満面の笑顔で幸せそうに座っていた。

 もちろん、車の後ろには、カラカラと音をさせるものが括り付けられている。

 ヒトにとって、人生の大きな通過点終着点のことが頭をよぎる。

 人間の幸せってなんだろう。実に、感慨深いもんである。
 

 




 



 
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04.08 (Sun) 08:39 [ 未分類 ] CM0. TB0. TOP▲
  
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