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 今日、久しぶりに知人に会うため、新宿東口で待ち合わせをした。

 週末のアルタ前には、同じく待ち合わせをするものや、ビジュアル系のパンド演奏に耳を傾けるものなど、残りわずかな週末を楽しもうとする面々で混んでいた。

 ほんと、今は携帯があるから便利だよね。どんなに混んでても探せるからね。

 そんなんで、我々は再会を果たすと、人ごみを掻き分け、歌舞伎町方面に向かった。

 「なあ、お前どこ行くの?」

 高校時代からの腐れ縁の友は、訝るように囁いた。

 「あぁ、どっか行きたいとこある?」

 「やぁ、あんま街に出てこうへんからわからん」

 「そうか。じゃあ、ベトナム料理なんかどう?」

 オイラは、割引用紙のついたベトナム料理店のコピーを取り出した。

 「お前、用意周到やな」

 オイラは、苦笑いを浮かべた。

 「なんか今日はベトナムって感じなんさ」

 「なんで?」

 「それは、(腕組みする、そして考える)」

 「それは、何となく」

 「何やねんそれ」

 「なかなか美味しいアジア料理のお店って、探すとないやん。やっば、東京やといろんな国からヒトが来てるから、美味しいアジアのお店あるんちゃうかな思うねん」

 そう。単にアジア料理を食べて、懐かしの雰囲気に浸りたいのだ。

 オイラは、もしものことを考えて、タイ料理のお店も考えていたのだが、相棒いわく、パクチーがダメだという。

 よって、ベトナム料理に決定。

 用意しておいた二件のお店は、それぞれ歌舞伎町の入り口付近にそれぞれある。
 
 「なあ、どっちがいい?」

 オイラは、紙を差し出した。

 「どっちもうまそうやな」

 そして、二人でしばらく悩んだ。その用紙には、料理内容が書いてないため、何を基準にして判断するのか、確かに難しい。

 そして、オイラは考えた。

 「じゃあさ、二件とも近いやん。それぞれの店の入り口にそれなりに看板あると思うから、それ見てからどっちか決めよや」

 「そうするか」

 我々は、まず歌舞伎町一番街の門を下っていった。

 そこから50mも行くと、まず一軒目の店に到着。そして、看板を見つけると、相棒は大きな声を上げた。

 「ココ上手そうやん」

 確かに看板を見ると、写真が大きく、きっちりとオススメ料理がわかる。店内の写真もあり、それなりに雰囲気もこってそうだった。

 その後、とりあえずもう一軒のお店にも足を運ばせた。歩いて二分ほどで見つかった。

 二件目も同じような雰囲気の店内と料理紹介になっていた。

 「なあ、どっちにする?」

 オイラは、話しかけた。

 「店の雰囲気からすると、最初の方が本格的かもな」

 「じゃあ、そうしよ」

 我々は、来た道を引き返した。

 怪しいエレベーターを使って、5Fを押した。

 実に狭いエレベーター。古そう。何か扇風機が備えられている。そして、蛍光灯が薄暗い。まるで、チョンキンマンションのエレベーターと同じ空間のようだ。

 五階に到着すると、入り口から中がまったく見えない。知人は不安になったようだ。

 「なあ、大丈夫かな?」

 「まあ、何とかなるやろ」

 そして、我々は“ベトナム料理フォンべト 新宿西口店”のドアを開けた。




 次回に続く…






 



 

 

  
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04.16 (Mon) 01:26 [ 未分類 ] CM0. TB0. TOP▲
  
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