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 天気のいい日は、ぶらっと町を散策する気分がいつもに増して晴れやかだ。

 そうだ。浅草に行こう!

 オイラは、ぶらっとホームに向かった。

 ちょうど浅草の銀座線の階段を昇ると、吾妻橋の交差点に出る。

 ふと、辺りを見回すと、小学生たちが外国人になにやら話しかけている。

 オイラはそーと近づいていった。

 耳をダンボにして聴いていると、どうやら英語で質問しているようだ。

 その近くの木陰に居た先生らしき人物にオイラは話しかけた。

 「英語の授業ですか?」

 「はい、そうです」

 「やはり、これが一番近道ですよね」

 「そうですね」

 はっきり言って、近くの学校なら英語の授業はいつもこれでいいと思う。
 
 授業で基礎を習ったら、後は実践ばかりでいい。習うより慣れよだよ。

 お次は、この交差点の一角にいまや名店、いや名所となりつつある神谷バーのビルだけが浮いて見えた。

 まるで昭和を超えて明治時代を思わせる建物は、実に風情がある。

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 この神谷バーは、日本初のバーとしてあまりにも有名。

 写真家たちの被写体としてやジャズマンたちの溜まり場など、長い歴史を持つ名店は、いまや観光客でいっぱい。中に入るのも大変なのだ。

 (まあ、あまりお腹空いてないし、いいっか)

 とりあえず、ビルを被写体に収めると、雷門に向かった。

 門前には、外国人観光客を中心に人力車の営業の兄ちゃんや修学旅行生などいつものように込んでいた。

 そんな間をすり抜けて、オイラは大きな赤提灯をくぐっていった。

 左右の露天が乱れることなく立ち並ぶ仲見世通を奥へと進む。やはり人形焼は人気なのか、旅行生の人だかりができている。

 ここでしか買えないものが多いこの露店でも、さらにここでしかというお店がある。
 
 それは、ペット専用のお土産屋。中を覗くと、犬用のちょんまげや歴史を感じさせる首輪など、何でこんな商品開発するの、という色物がたくさんある。ご存知でない方は、一度みてください。左側にあります。

 さて、露店が立ち並ぶ道をどんどん進んでいく。

 やがて、お店が途切れるちょうど角に木村屋の人形焼屋があった。

 この先の境内には、お店はない。

 (せっかくやから買ってこ)

 オイラは、修学旅行生の後ろに並び、四個入りの食べ歩きセットを買ってみた。

 鳥や五重塔など四種の違った型にそれぞれ多めのあんこが入っている。

 まだ暖かかったが、生地が少しかすかす。なぜかシフォンケーキを失敗したときのことを思い出してしまった。

 たぶん焼きがあまい。まあ、こんなこともあるだろう。

 美味しくない人形焼をとりあえず喉に押し込んで、先に向かった。

 境内に入る前にも、大きな門がある。ちょうどその門をくぐる際、ふと左の壁を見ると、老人の肖像画ならず肖像盤が埋め込まれていた。

 たぶん銅版だと思うのだが、かなりの老人の彫り物だ。

 この門にゆかりのある人物なのは間違いないと思うが、まったくそれに関する表記がどこを見ても見当たらない。

 (誰かぜんぜんわからんで)

 そんな門をくぐるころ、腰を下ろして一生懸命キャンパスと戦っているお方がたくさんいる。

 奈良も京都もそうだが、寺のあるところには、必ず見かける光景だ。

 さて、いよいよ境内に近づいてきた。

070523_1454~01.jpg


(何、お祈りしよう)

 オイラは、階段を昇って中に入って、お参りをすませる。

 浅草寺のあとは、たいてい花やしき方面に向かうのがいつものパターン。

 小さな庭園を通っていくと、西参道通に出くわした。

 この通りは人気がないのかほとんどヒトが歩いていない。さらに凄い。通りに流れている音楽が、『少女A』。そう、中森明菜の。

 (ちょっといい選曲やん)

 しかし、何とも寂れた雰囲気のする通りだろう。しかも中途半端に古いから始末が悪い。

 オイラは、一本目に角を曲がった。この辺りには、やたら猫が目立つ。

 やがて、次の三叉路の角に芝居小屋があるのか、白塗り姿の出演者とお客らしいおばちゃんらの輪ができていた。

 三叉路近くまで来ると、だみ声でいかつい身体をして、座長と思しき人物(市川OO)なるお方が、お礼を述べていた。

 オイラは、思った。前にオカマバーにいったことがある。その時の人物のイメージが湧いてしまった。

 こんなことを言うのは、一ファンから怒られそうだけど、何か似たものを感じてしまったのだ。

 さて、次にいきましょう。

 次はやっぱ花やしき通りを通って、いつもの空いている遊園地を見ないといけない。

 案の定、やはり空いていた。

 (ここはほんま何とかならないの?)

 花やしきを過ぎると、六区のブロードウェイが見えてくる。

 芝居小屋から演芸場まで、エロを含めた劇場たる建物が左右に立ち並ぶこの一角は、意外に人通りは少ない。

 (もっといてもいい場所なのになあ。なぜだろう)

 オイラはそんなことを思いながら、ボーリング場脇の小道に入った。

 そして、交差点を右に折れると、屋台の赤提灯が左右に乱立する通りに出た。

 公園本通商店街という。

 まだ、四時にもなっていないのに、ちらほらと赤ら顔をした人たちがどっぷりと椅子に腰を下ろしている。

 この辺りは、なぜか道路交通法にふれないのか軒先に椅子を並べて営業している居酒屋が多い。

 (これでこそ屋台の飲み屋の醍醐味なんだけどね)

 できれは一杯引っ掛けたいところだが、時間が時間。さすがにまだ早い。

 そんな光景を羨望の眼差しで見つめながら、伝法院通に出た。

 ちょうど、その角には有名な人物がいる。

 酸素ボンベ爺さんだ

 以前わが国の国営放送の番組で見たことがある。

 その爺さんは、自分の描いた絵を売っているのだが、それよりも酸素ボンべの方が目立ってしまう。

 身体が悪く、常にボンベのガスを鼻から吸い上げている。

 近づくと、近所なのか自転車に乗ったおばさんたちが話しかけていた。

 何やら差し入れもしている。

 なんかその姿を直に見てしまうと、なんか辛い感じがした。

 その後、すしの少ないすしや通りを過ぎ、新仲見世通り方面に向かった。

 この通りで目立つのが、靴やと衣装屋。靴屋なんか店の前にずらっと棚で積まれている。

 一軒のお客の多い店に近づいてみた。

 ヒール一足1050円ばかりではないか。

 (やすいなあ)

 そんなこんなで更に通りを進み、やがて仲見世通りとクロスする。

 更に真っすぐ進み、今度は左に曲がり、観音通りに出た。

 特にこれといった特徴のない通りを過ぎ、再度振り出しの吾妻橋近くの東鉄松屋に来た。

 この東鉄松屋は実に外観が渋い。(同じ松屋でも銀座と何でこんなに…)

 さて、これからどうしようかと思っていたら、そういえば水上フェリーのことを思い出した。

 気分的に乗りたかったのだろう。

 吾妻橋の角にある水上バス乗り場に行って、隅田川往復チケットを買った。

 (これがわが国のバトー・ムッシュね)

 しかしである。景観があまりにも違いすぎる。

 気分良く乗り込んだものの、あまり撮るもの、見るものがない。沸き立つ泡を眺めるばかり。

070523_1816~01.jpg

 
 隅田川の沿岸には、美術館や博物館はない。教会もない。おしゃれな建築物もさほどない。

 セーヌ川のように、橋それぞれに特徴があるのとはあまりにもかけ離れている。

 オイラは、文化の未熟さが浮き彫りに出ていると思った。

 戦後の日本の復興はあまりも駆け足だったせいだろうか。

 景観をまったく気にせずにできてしまった東京という街。今からでも遅くないと思うが、外国人旅行者をたくさん呼びこみたいのなら、とにかく景観を何とかしないと。

 ただ、高いところから見渡せるとか、近代的なものに偏ることなく、歴史を感じさせる景観や特徴的な景観方法を模索してもらいたい。

 舟に乗っていると、両国国技館が少し見えるが、何故沿岸沿いに造らなかったのだろう。

 力士の銅像でも沿岸に立てて、カラフルな昇りをずらりと並んでいるのが舟から見えるだけで、どれだけの外国人客が呼べたことだろう。

 さらに、船着場を前につくったら、いつもここは賑わっていたことだろう。

 そんなことを思いながら、終点の日の出桟橋に着いた。

この先にかかる橋は、レインボーブリッジだ。左には、お台場が見える。

 隅田川の周遊フェリーはここから折り返す。

 ちょうど、夕刻が近づいて着ていた。

 向きを変えたフェリーには、眩しいオレンジの光が差し込む。その光は柔らかくも感じさせる。

 オイラは、その光に映るビルや水面、そして、人びとを捕らえていった。

 どうやら、この便が最終のようだ。

 (なんで夜はやらんのやろ)

 隅田川の船内から見えるのは、ビールの泡と遠くに見える東京タワーとレインボー・ブリッジのみ。(もう少し考えてや。いつまで経っても観光途上国やん)

 そう、この吾妻橋の前に小さな交番がある。

 その交番は、お城の屋根のように瓦仕立てになっている。よいではない。

 オイラは以前考えたことがある。

 なぜ、京都駅をあんな近代的なビルにしてしまったのかと。

 せっかく日本を代表する観光都市の玄関なのだから、お城にするとかにするとか。鳥居を施すとか、何か京都らしい建物にすべきだったのにと思った。

 そろそろ経済に文化を取り入れて考えてもらいたいものだ。

 まあ、こんなぼやきもでたが、この国を愛しているからこそ良くしたいと思うから。

 こんな住みやすく、何でも手に入る便利、かつ快適な国は他にないからね。

 
 


 

 


 

 


 

 

 

 

 



 

 



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05.23 (Wed) 22:22 [ 未分類 ] CM1. TB0. TOP▲
  
コメント

福島君、東京の生活満喫してますね?良いな~。
---------- asaichan [ 編集] URL . 05/24, 20:50 -----
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