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 朝10時に門扉が開かれると、さっそくぞろぞろとヒトが流れて込んできた。(こんな早い時間にくるんやねえ)

 教室の生徒さん、出版社の方、旅行社、カメラメーカーさん、さらに親族などを含め、常に数人はスペース内にいる状態が続く。(やっぱ、名古屋とは違うねえ)

 そんな忙しい中、我が先生は一人一人丁寧に対応していく。そんな姿を見ているオイラは、見習うべきことだと心に刻んでいた。

 そんな時である。

 突然、杖をついた一人の老人がカウンターの椅子にいきなりどっかりと座り込んだ。しかも、自然体で。

 (なんやろこの爺さん)

 その様子にやがて先生が気付いた。

 「ああ、紹介します。うちの父です」(マジ!)

 驚いたオイラは、しどろもどろになりながらも、挨拶を交わした。

 「どうもはじめまして」

 「いつも娘がお世話になっております」

 何かおしゃれしてきたのか、なかなかおしゃれなカッコをしていた。

 どうやら先生も親父さんの動向に驚いたようで、回りの人たちも気を配っていた。

 親父さんもやはり嬉しいのだろう。

 デジカメを持ってきたらしく、こっそりと写真を撮っていた。その姿が可愛くもある。

 会場には、常にヒトが出入りする。午前中は、予想以上にヒトが来場し、写真集やノウハウ本が売れていく。

 特にノウハウ本に関しては、これまで43000冊をすでに売っており、大好評。出版社からも一目置かれている。

 そして、とうとうお金が。

「先生、両替がなくなってきました」

「じゃあ、銀行行ってくれる?」

「はい、わかりました」

 オイラは、数奇屋橋の交差点を越えていく。

 ちょうど、ソニーのビル辺りに小さな花壇がある。そこには、小ぶりのひまわりがこちらに挨拶をしているように微笑んでいた。

  070531_1514~01.jpg


 相変わらず、銀座の四丁目界隈は喧騒を様相を呈していた。

 しかし、その交差点を見ると、異様な光景が目に飛び込んできた。

 それは、事故である。

 バイクがどうやら車と接触したらしく、辺りは騒然としている。

 20070602032157.jpg


 どうやら、ドライバーは動けるようで、軽症のようだった。

 そして、両替を済ませてまたサロンに戻った。

 やがて、二時過ぎになって空いてきた。オイラは、昼食に出かけた。

 今日の昼飯は、ハンバーグと決めていた。

 というもの、ホットペッパーの銀座版を見ていて、美味しそうだったこの間に行こうと思っていたのだ。

 数奇屋橋のスクランブル交差点に『数奇屋バーグ』というお店がある。オイラは、その店に入った。

 店に入ると、メニューを渡された。見ると、どうやらランチは終わったようで、単品にセットをつけるメニューとなっていた。

 オイラは、150gのハンバーグライス大盛りとスープをつけたセットを注文した。

 だいたい12分は待っただろう。デミグラスソースのかかったハンバーグが鉄板に載せられて出てきた。(旨そうやなあ)

 20070602032316.jpg


 フォークと箸が置かれていたが、オイラは箸を選択。(わいは日本人やあ)

 しかし、そのハンバーグが箸だとなかなか切れない。オイラは、箸を両手に構え、肉の塊を切っていく。

 そして、口の中に運ぶが、どうも柔らかさにかけるような食感が否めない。

 だんだん冷めてくるとそれが顕著で、だんだん硬さが強調され出した。

 ふれこみでは、半年間で何万人が食べたと、なっていたいかがなもんかな。

 さらに、ご飯の大盛り。あまり多くなかった。

 最後にレジを済ますと、1200円とられた。

 オイラはもう行かないだろう。(びっくりドンキーが懐かしいよ~)

 そんな不満足な昼食の後、戻って先生と交代した。

 そして、夕方である。

 とある中年男性が一枚の写真を指さし、話しかけてきた。

 「セール、セール」(何言うてんねん、このヒト)

 そして、

 「キャン ユウ スピーク イングリッシュ?」
 どうやら、アジア系の外国人のようだ。オイラは、「イッス!」と答えた。

 「この絵は買えるんですか?」

 (マジかよ)

 「サイズが六タイプあるんですけど、どれがいいですかねえ。サイズはえっと、…」(英語で全倍って何て言うねん。四つ切はフォーカットか。写真英語はわからんよ)

 とりあえず、手で大きさを簡単に説明すると、どうやら彼は飾られているその写真のサイズの大きさ、全倍を指している。(8万やで)

 「ちょうと、待ってくださいね」

 ここまでくるとオイラの一存では対処しかねる。

 お客と話をしていた先生に話しかけた。

 「先生、先生、あの写真買えますかというお客さんがいるんですよ」

 「えっ、そうなん」

 「でも、外国人なんですよ。英語しかできないようで、ここは一つ駅前留学の力の見せ所ですよ」

 オイラは、先生の留学生活を見てみることにした。

 先生は片言の英語で対処していく。しかし、今日は初日。今ここで売ることはできない。

 結局、個展終了後なら買うことができると話し、購入用紙を渡すと、彼は会場を後にした。

 そして、先生がつぶやく。

 「売っとけば良かったかなあ」

 「そうですねえ。まあ、海外では絵や写真の展覧会では、売りますからねえ。でも、日本ではあまり聞いたことないですよね」

 「そうだね」

 「逆にそれをやってみるのも面白いかもしれませんね。よく、家電店であるじゃないですか。の札。あんなふうに、予約買い付けできるようにしておけば、来られたヒトの目も変わると思うんですよ」

 「いいねえ。よし、それやろ」

 さっそく、我々は明日から予約を開始。

 「しかし、さっきのヒトどうやって持って帰るつもりだったんでしょうね。全倍ですよ。手持ちじゃ大変ですよ」

 「どうなんかなあ」

 そんな半信半疑の事態であったが、そこまで言ってくれるヒトがいるなんて嬉しいねえ、と盛り上がった。

 そして、六時ぐらいになると、ヒトがまばらになってきた。

 ここ会場は、サロンの中央スペース3であるが、スペース1と2の受付には、先ほどからカウンターにヒトがいない。それに気付いたおいらは、先生に話しかけた。

 「先生、さっきから隣の受付ヒトがいないんですけど?」

 「たぶん、帰ったよ。本当は時間内は誰かいないといけないんだけど、守っていないひともいるからね」

 我々は、営業熱心である。

 閉店間際にも面白いヒトが来た。

 先生の紹介パネルの写真を見て、本人の顔と照らし合わせている。

 その中年の男前の人は、あからさまに先生の顔を見て確かめている。

 あまりに露骨なので、声をかけるしかない。先生が話しかけると、どうやら話しだしたら止まらないようで、展示の写真を誉めてながら、挙句には、自分の撮った写真を出してくる。

 会場に訪れるヒトにけっこう、こういうヒトがいる。見せたい・見てもらいたいのだろう。

 そんなこんなで、その人の写真を見ていく。意外にも、外見の紳士風とは、かけ離れた繊細な写真を撮っているようだ。とっても気さくで、見た目とは大違い。

 「先生、あのヒト誰かに似てません?」

 「誰か?あっ、なるほどね」

 “失敬、わかるヒトにしかわかりません。すいません”

 そして、そのお方にパンフレットを購入して頂き、本日は終了。

 写真集12冊。ハウツー本6冊。パンフレット7冊。売れました。

 明日から週末に入る。さあ、稼ぎ時です。





 

 







 

 


 

 

 





 

 

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06.02 (Sat) 03:11 [ 未分類 ] CM0. TB0. TOP▲
  
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